Luceneクエリガイド

基本注意事項

ダブルクォーテーション(")とチルダ(~)の位置や有無によって、演算子として使用するかどうかが決定されます。 * 例)近似検索と類似項目検索 また、基本的に検索語がダブルクォーテーション(")で囲まれている場合、囲まれている部分全体を1つの構文として検索します。 * 例) body:normal AND performance * → bodyフィールドの値に"normal"と"performance"があるログを検索

lcs_lucene_guide_01

  • 例) body:"normal AND performance"
  • → bodyフィールドの値に"normal AND performanceがあるログを検索

lcs_lucene_guide_02 * "normal AND performance"に該当するテキストがないため、ログ結果が0

検索時、特殊文字を使用する時に文字の前にバックスラッシュまたは、\を入力してエスケープ処理します。 * 対象特殊文字: + - && || ! ( ) { } [ ] ^ " ~ * ? : \ /

URL内の特殊文字(予約文字含む)は、エンコードする必要があります。 * 例) '<'特殊文字は%3Cと入力

基本検索

filedname:search word * 任意の単一フィールド(fieldname)で、単一の用語(search word)を検索します。

フィールド名がlog.type、log.timeまたはlog.versionなどの形式の場合は、下記のように一括検索が可能です。 * 例) log.*:alpha

!_exists_:fieldname * 該当fieldnameに値がないか(null)、該当fieldnameを持たないログを検索します。

_exists_:fieldname * 該当fieldnameにnon-nullの値を持たないログを検索します。

範囲検索

文法 動作
[min TO max] min以上、max以下を検索
{min TO max} minより大きい、max未満を検索
{min TO max], [min TO max} minより大きいmax以下、min以上max未満
{ TO max}, {min TO } max未満、minより大きい
  • 下記のように、もう少しシンプルに条件を入れることができます。
    • 例) fieldname:>10

論理演算子

演算子 意味
AND, &&, + AND演算子
OR\, || OR演算子
NOT, !, - NOT演算子

NOT演算子-の場合、AND NOTの意味で使います。 * 例) logType:bulk -api * → logType:bulk AND NOT apiと同じ

ワイルドカード検索

*は、任意の0文字以上の文字列を検索します。

  • 例) body:performance*
  • performanceで始まるbodyがあるログを検索します。

?は、任意の1文字を検索します。 * 例) body:performance? * performanceで始まり、任意の1文字に対応するbodyフィールドがあるログを検索します。

ワイルドカードの*と?は、文字の間にも適用することができます。

fiedname:"検索語A 検索語B"~n * 検索語Aと検索語Bの間に最大n個の単語があるログを探します。 * 例) body:"normal cron"~2

lcs_lucene_guide_03

重み付け検索(Boosting)

fieldname:検索語A^n検索語B * 一部検索キーワードに重みを用いて、結果を取得できます。 * 例) body:normal^2 cron * 重みは、0より大きい実数のみ可能です。

デフォルトの重みは1です。

正規表現検索

正規表現検索が可能です。 * 例) dressまたはpressを含む文書を検索する場合は、/[dp]ress/と入力

fieldname:検索語~n * 検索語と類似した、n個の文字まで他の結果を検索します。(最大2個) * デフォルトの文字数は2です。 * 例) logSource:logncrash-logSurrce~2

lcs_lucene_guide_04

Object/Array検索

各フィールドのタイプがObjectとArrayの場合、全て文字列に置換して保存します。 次のサンプルログでは、ObjectとArrayフィールドで検索するためにワイルドカード検索機能を使用します。

// サンプルログ
{
  "arrayTypedField": ["elem1", "elem2"],
  "objectTypedField": {
    "key": "value"
  }
}
  • Object検索:objectTypedField:*\"key\"\:\"value\"*
  • Array検索:arrayTypedField:*\"elem1\"*
TOP