Network > NAT Instance > 概要
NATインスタンスは、プライベートネットワークインスタンスから特定IPアドレス帯域にインターネットアクセスできるようにするインスタンスです。
韓国(ピョンチョン)リージョンでのみ提供する機能です。
主な機能
- インターネットゲートウェイが接続されていないプライベートネットワークのインスタンスがNATインスタンスを介してインターネットにアクセスできます。
- NATインスタンスのFloating IPをソースIPに変更してインターネットにアクセスします。
- NATインスタンスまで転送されたパケットは、NATインスタンスのサブネットに接続されたルーティングテーブルのルート設定に基づいてパケットを転送します。
- NATインスタンスのサブネットに接続されたルーティングテーブルには、該当NATインスタンスをゲートウェイにするルート設定を追加してはいけません。
- インターネット上から始まった流入トラフィックは、プライベートネットワークのインスタンスが受信できません。
- NATインスタンスを介してインターネットアクセスを許可する宛先IPアドレス帯域を指定できます。
- NATインスタンスに接続して他のインスタンスに接続できます。
- セキュリティグループを設定できます。
- ネットワークACLを設定できます。
- 二重化をサポートしません。
- NATインスタンスは、ネットワークインターフェイス設定でネットワークソース/対象確認を必ず「無効」に設定する必要があります。
- NATインスタンスでプライベートイメージを作成する場合、機能が正常に動作しない場合があります。
[参考] NATゲートウェイとの違い
区分 |
NATゲートウェイ |
NATインスタンス |
可用性 |
二重化をサポート |
二重化をサポートしない |
メンテナンス |
NHN Cloudで管理 |
ユーザーが直接管理 |
セキュリティグループ |
設定不可 |
設定可 |
ネットワークACL |
設定可 |
設定可 |
SSH |
使用不可 |
使用可 |
NATインスタンスの接続方法
Linuxインスタンス接続方法と同じです。Linuxインスタンスの接続方法